謹賀新年

あっという間に一月五日。振り返ると昨年の一年は何をしたわけでもなく過ぎていった。新聞屋さんのおまけでついてくる占いの本には「飛躍の年」などと書かれていたことを今更ながらに思い出す。ちなみに今年のおまけには「低迷」と書かれていた。

私は簡単なことなら占いをするので、きっと占いには興味があるのだろう。しかし、私のする占いは迷ったときにするもので一年の予告じみたことは占えない。

占いとは占う側に度量がないと結構難しい。達人の域に達すると占いをしなくとも、答えが出ると聞く。それだけ度量があり人生を見る目に長けているのだろう。

私はそこまでは到底到達できそうにも無い。なぜならおみくじで大吉が出るだけでショックを受けるからだ。

なぜ私が大吉にショックを受けるかと言うと「大吉の上には何も無い。あるのは下だけ」だからだ。人は自分の人生が上手く行かないときどうしても上にいる人をうらやんだり、ねたんだりしやすい。しかし、本当は人生が上手く行かない時をどうやって過ごすかにより、次に上に上っていくときの上り方が決まるといってもいい。やけにならず、ひがまず、自暴自棄にならず、運気が上がるときに備えて自分を磨く。そうすれば運勢が上がってきたときには、十分な力が自分にはあるから想像が出来ないほど上にいける事だってありえる。

と、判っていながらそうならないのは、やはり私の弱さでもあるが・・・・

ゴルフの丸山選手が「一年を通じてトレーニングをする。するとある時に結果が出る」と言っていたが、この言葉にはとても深いものがあると思った。それは人生にも当てはまるし、運気が下がったときにこそ、自分を磨くと言うことにも通じる。結果を期待するだけの努力と、努力をしていたから、結果がでるのでは大きな違いもあると思う。

今年の抱負を掲げて頑張るタイプではないが、この丸山選手の言葉を胸に、この一年をはじめたいと思う。

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