- Posted By: sakura-marina
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夜と霧
ドイツ強制収容所に収容された精神科医の書いた本。「日々の生活が平均的な囚人の心にどんなに反映したか、という問題を扱うものである」というように多くの心のことについて書かれている。
・・・・・・・・・・たとえもはやこの地上に何も残っていなくても人間は―瞬間であれ―愛する人間の像に心の底深く身を捧げることによって浄福になり得るのだと言う事が私に判ったのである・・・・・
この時すでに自分の妻は生きてはいなかったが、精神の世界の中で妻とコンタクトをとっていた。これはもう言葉では言い表せない。