謝罪

最近ニュースになっているある出来事で、某氏が某氏に謝罪している所をテレビで放送していた。

大人になるとずるがしこくなり、自分が悪かったと思っても中々謝罪は出来なくなる。意地を張り通す方が自分を守れると思ってしまうし、相手にだって少しは非があるなどと思ってしまう。

本当は悪かったら誤る、という簡単な事なのに素直に出来ないのは自分だけではないのだな、と思って某氏を見ていた所で、あの場面はなんとなく自分の姿を見ているようでもあった。

私は父がいなくなってから、父に謝りたいことが沢山出てきた。ふとしたことがきっかけで昔のことと重なり、父への謝罪へとつながっていく。生前にはもちろん意地を張り、「とーちゃんだって悪いんだ!!!」と謝らない言い訳を作っていた。

そんな自分に対する嫌悪感と、もう謝るには遅いといういたためれない気持ちにはさまれる。

あの時はあれでよかったのだろうか? あんな事を言ってしまったが、父は許してくれているのだろうか? もちろん、恭平に対しても同じように思う。

もう一度会って、話したいと思うがそれは叶わず、結局父に気持ちが届くようにと願うしかない。

そう思うと、余計に自分を愚かだと思ってしまうので始末が悪い。

愚かな自分が今だからできることは何だろう? 答えは見つかりそうにないが、今日は父の写真に向かって「ごめん」と言ってみた

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