従兄弟

父の従兄弟が今日、ひょっこり父に会いに来た。

以前「一度行くからね」と言っていたけれど、仕事が忙しくて中々来られなかったらしい。

この父の従兄弟は私が好きな一人で、慕っているというのが正しいかもしれない。

自分の好きな事を仕事にしていていわゆる芸術関係に携わっているのだが、いつも生き生きとしている姿に色々と教わる事が多い。

この日も「遅くなってしまって」と言いながら父の仏壇の前に座ったとき、本当に忙しかったけれど「一度行くからね」という言葉は嘘でもなければ、忘れたわけでもなかったのだと感じた。

父が病に倒れてからのことを知り、とても納得できた様子だった。どこかに「どうしてもう少し早く」という疑問が一番大きかったようでうっすら涙を浮かべながら「よく頑張った」とねぎらいの言葉を父にかけてくれた。

私も人前で涙を流すことは久しぶりだった。



来月は長野で個展を開くことになっているらしい。出来ることなら行ってみたい。

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