年をとっても気にしない

茨城の叔父がテレビ電話を始めた。

http://www.logicool.co.jp/ja-jp/webcam-communications

で、私にもLogicoolからテレビ電話が出来るように、ウェッブカメラを購入しろとのメールが入った。これは叔父が私の私のメールを設定したかららしいが、叔父はやり方が判らず私にメールが届いたことも知らなかったようだ。
テレビ電話用のソフトをダウンロードしておいたのだが、ある日パソコンのテレビ電話に叔父の顔が突然映った。私はカメラを買っていないので叔父に私の画像や音声を送ることができないが私のほうは叔父の表情も叔父の声も入ってきた。
やり方が判らずパソコンをいじっているようで、自分の姿が私に見られているとは想像もしていない表情だ。何ともすっとぼけた顔が可愛らしい。

が、あることにふと気づいた。父にそっくりになってきたのだ。普通は叔父と父は似ている方ではないのだが、何かを覗き込むようなその表情は父のそれととても似ている。しばらく叔父の顔をこっそり眺めていた。
とはいえ、盗人の気分になってきたので携帯を鳴らしてみた。
叔父は隣に携帯を置いていたようで、パソコンを眺めながら手を伸ばし横にある携帯を手に取った。叔父は「お、どうした? 元気か?」というので
「叔父さん、今パソコン触ってるでしょ。顔が見えてるよ」と言ったら
かなり驚いたようだが、どうして私に見えて自分には私が見えないのか不思議だそうだ。「こっちはオマエの顔も見えないし声が携帯から聞こえるぞ」とな。
当たり前だ。携帯で話してるんだから。

結局叔父からはカメラを買え、との指示があり近いうちにカメラを購入することにした。近いうちに叔父とは顔を見ながら話をすることになるだろう。

それにしても病気のことをまるで感じさせない叔父は本当にすごいなと、感じた。
自分が病気であるからと制限をつくらない叔父のことをい見習わなくてはいけないと思う。
〇〇だから、と言い訳を探すことに力を注ぐのは、人間も生活も小さくなっていってしまい文句ばかり出て何も良いことがない。
ほんとうに叔父には頭が下がる。

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