叔父が夢に出てきた。叔父が自宅のベッドで寝ている所に私がいたという内容だった。

前に電話で話したときは元気だと言っていたけれど、それが急に心配に変わった。

夜、電話をしてみた。すると叔母が電話口で「元気よ。そちらは?」と明るい声で答えた。「叔父さんは?」と聞くと、ベッドで横になっているという。まだ7時半だ。話が出来なかったので叔父にファックスを送ることにした。

そして、今日返事が来た。

「肝臓に癌が出来ている。手術をするかと言われたが、断わった。抗がん剤治療をすることにした。健康が一番幸せであると感じている」とあった。言葉は出ない。最後に「ケセラセラで過ごしている」という文字は、胸に刺さった。

叔父は父の弟だが、父と似ている所がある。しかし、父とは違って楽天的で明るい性格をしている。冗談を言って笑わせたりする所などは父には少なかった部分だ。

似ているところは、腹をくくったらはっきり決めてしまう所だ。

抗がん剤治療をしないと決めたのは父自身で、迷った時期はあったにしろ誰にも相談せず判断を下し、それに対し従う。あの時「もう治療はしない。それより一日でも長く健康で長生きがしたいんだ」と言った時の父を思い出す。

叔父も「もう手術などしない。それより一日でも多くパチンコへ行ければいいんだ」と言っただろう。

「あがいてももがいても、なるようにしかならないものもある。ただ、M(私)の親父と同い年までは生きるんだ」と言った叔父。その希望は叶うと信じている。

それに「お前にはオヤジがいないんだ。だから叔父さんが変わりに世の中の事を教えてやらないといけないからな」と私に言ったのだ。まだまだ教えてもらうことは沢山ある。

 

口は悪いが、情の深い人で、理容師として誇りを持ち

お店を懸命に守ってきた、結構頑張りやで、私が一番大好きな叔父。

来週の火曜日もパチンコへ行けるといいな。。。。

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