初夢ではないけれど、久しぶりに父の夢を見た。

母の知り合いが我が家をリフォームしてくれることになったのだが、大工として今までの技術を全部使ってリフォームをするから、出来上がるまで見てはいけないといわれた。そして完成したので、私一人で家を見に行った。お城のような作りで純和風のなんとも豪華な作りだった。
玄関も何畳あるのだろう?というほど広いし、2階は周りを囲むようにテラスが作ってある。大きな柱と大きな窓、どれを見てもなんともいえない豪華さだった。
そして、リビングをみつけドアを開けるとそのリビングは畳の敷いてある広い落ち着いた部屋だ。
「おお、ここだぞ。」という声に振り返るとそこに父がいた。
座椅子に座り、この上なく幸せそうな表情で、ニコニコしている。私は父に「和室でよかったね。落ち着くでしょ?」と言うと父は「そうだ。本当にここはいいぞ。落ち着くしな。いい所だ」と答えた。
どうやら父はずっと前からその家のリビングにいたようで、すべてを知り尽くしている。リビングの前には濡れ縁が作ってあるんだ、と父が言うので障子を開けてみるととても明るく開放感があり、本当に落ち着けると思った。
父は黙ってニコニコしながら私を見ている。障子を開けて「でも、ほんとうにいい所だね」と声をかけると「ああ。いいところなんだぞ。楽なんだ」と嬉しそうな表情をして答えたところで目が覚めた。

夢の中に、私と父以外は誰も出てこなかった。ジュディーとさくらすらいないのが印象的で、実際の我が家の建っている場所とは違う場所である印象で、不思議な夢だった。

ひょっとしたら父を見たその家は、父が今いるところであって欲しいという、私の願望かもしれないなぁ、などと思ったりする・・・・
それに、父ともう一度話が出来るなら。。。。と思うことがあるが、夢の中で父の声を聞き、何気ない会話が出来たのだから「楽しい夢」だと思っておこう。

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