叔父

お盆になると茨城の叔父は必ず花代を送ってくれる。
そして、手紙も添えてある。
先週メールをしたのに返事が無いので気にしていたところだった。

その手紙には驚く事が書いてあった。なんとおじいちゃんになったとのこと。
前のやり取りのメールにはそのことは触れていなかったので本当に驚いた。

早速電話をしてみた。
叔父はもう寝ていたので叔母からしか話を聞けなかったが、テレながらもおじいちゃんぶりを発揮しているようで、にぎやかな毎日を送っていたそうだ。
そして、治療は副作用の関係で少し休んでいたらしいが、来週から再開するとのこと。
そして、毎日ビールを飲み、タバコを吸い、いつもながら周りをハラハラさせているらしい。

叔父さん、言っておくが大腸がんの肝臓と、肺の転移ありだぞ。
普通じゃ考えられんだろ? 周りが心配するのも当たり前だし。。。。。

 

でも、やはり叔父は
「飲める時に飲む。吸えるときに吸う。自分の人生だ」という姿勢らしい。
ここまで来るとお見事!!!としか言いようがない。
でも、考えてみればその生きる姿勢があったから、孫の顔が見れるまで治療を頑張ってこられたのかもしれない。
それに、自分の人生を自分の生き方で回りに振り回されず、出来ることをして、なっちまったものはしょうがない、といい意味の前向きさを持ち続ける姿を見れることは本当に嬉しいことだと思う。

 

尊敬する人は、と聞かれると「父」と答えるが
もう一人その存在が増えそうだ。

 

今日の一枚

この子達も叔父同様、今のこの時間を楽しみ、そして生き生きと生活している。

この記事のカテゴリーは: