叔父

今月から抗がん剤治療を再開した。
昨年11月に中止をして9ヶ月ぶりになる。
肺の癌のいくつかが大きくなってきたらしく、やはりこのままではいけないと判断したようだ。

その叔父の判断には私達周りは応援して、支えるしかないと思う。ただ、側にいる叔母は近くで叔父が抗がん剤の副作用で辛そうな顔を見ることになるので、叔母も辛いだろうと思う。

叔母はいつも冷静で落ち着いた人だと思う。ずっと床屋のお店を叔父とやってきて友達と旅行に出かけたとか、夜の食事に出かけたとか、そういう付き合いが殆どない。
叔母は息抜きというとお店が休みのときにデパートなどに出かけ買い物をする事ぐらいらしい。
叔父も
「旅行へなんて行くことも出来なかったからな。遠出と言うと実家に帰るときぐらいだったなぁ」とつぶやいたことがある。

色々な夫婦の形があり生活がある。
たとえ旅行に行けなくても、多くの趣味を持たなくとも、当たり前の生活を当たり前に楽しみ、そしてあの叔父の笑い声をいつまでも聞ける事、それが私の希望である。

今日の一枚
暑くなり昼間に散歩に出かけたがるが、外に出ると暑くて帰りたがる。
そして夜になると散歩をせがむ。
これからはこんな毎日になるだろう。

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