叔父の治療

叔父は今は抗がん剤を中止していると言っていた。
しかし、肺にある癌が大きくなってきているので、治療を再開することに決めたらしい。その矢先、叔父はめまいで入院し抗がん剤治療を延期した。
そして、やはりしんどいのは避けたいので来年から抗がん剤治療を再開することにしたという。

ひょっとして、叔父は抗がん剤治療をしてもしなくても進行はとても遅いのではないだろうか。そんな気がしてならない。私は医師ではないし専門家ではないのでなんとなく、ではあるが。
抗がん剤地蝶を始めてから、もう何度も治療を休み、再開し、という事を繰り返していてそれがいいのだろうか。

叔父は、個性的な人生観を持っているがその人生観が癌の進行を遅らせているのだろうかと考えたりするが、本当の所はよく判らない。
ただ、気づいたのだが叔父は病と闘う自分の運命に対して文句を言ったことがない。
「なっちまったものはしょうがない。ケセラセラでいく」とは言うが
「どうしてオレがこんな病と闘わなければいけない? どうしてこんな病気になったんだ」など、私が同じ立場なら絶対に言うであろう言葉を叔父からは聞いた事がない。。。。。。

ひょっとしてそれが本当の叔父の強さだろうか。
叔父に課せられた人生の課題は、本当の強さをみんなに残す事なのだろうか?
それとも、同じ病の人たちに
「自分の生き方を通せ」と強く生きることを伝えることなのだろうか?
いや、そうであってほしい。
これからも自分の生き方を貫く叔父を見ることが私の課題なのかもしれない。

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