叔父と治療

茨城の叔父が抗がん剤治療を再開したのだが、それと同時に体調も悪化したそうだ。熱が出て入院したり、時々呼吸が苦しくなったりするそうで、聞く限りでは病状が進んでいるだろうと思う。

電話での声は少し元気がないかな、という程度に聞こえるが時々出る咳のため、心配が大きくなる。言ってはいけないことかもしれないが、「辛かったら抗がん剤治療を止めて」と口から出てしまった。
叔父は抗がん剤治療をしないと長生きできないと信じているが、長生きできるかどうかより今の時間を辛くなく過すことを選んで欲しいと思ってしまうのだ。

父が抗がん剤治療で苦しんで、結果として治療を止めると決心した。父としては悩んだだろうと思う。「治療を止めたら生きられない」と考えていたから、生きられなくても治療を中止すると決めるまでには様々な葛藤があったにちがいない。
だからこそ、叔父には治療だけを考えて暮らすことだけはしないで欲しいと思った。

生きているのだ。確かに今叔父は生きているのだ。
治療で苦しむために今があるのではない。
生きている今の時間を明日へつなげる時間にして欲しい。
それが唯一の私の望みである。

現在治療をしている全ての方たちに言えることではない。しかし、病状が進めば進むほど治療をしなかった時の恐怖が襲う。その恐怖が叔父を襲いはじめている。
治療も明日へつながるものでなければならない。恐怖を抑えるための道具にしてはならない。

どうか叔父の恐怖が取り除かれますように。。。。。。。。。。。

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