- Posted By: sakura-marina
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人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索
ご自身の経験などや、患者さんから聞いた話なども掲載されている。その他、スピリチュアル的な考え方や、歴史などにページが費やされている部分もある。
具体的な話が多いわけではないので、そういう内容を期待していると少し残念な思いを抱くかもしれない。しかし、初めて見えない世界に触れる方にとってはいくつかの方面から解説されていることを知ることができるように思う。
ご自身の経験などや、患者さんから聞いた話なども掲載されている。その他、スピリチュアル的な考え方や、歴史などにページが費やされている部分もある。
具体的な話が多いわけではないので、そういう内容を期待していると少し残念な思いを抱くかもしれない。しかし、初めて見えない世界に触れる方にとってはいくつかの方面から解説されていることを知ることができるように思う。
ドイツ強制収容所に収容された精神科医の書いた本。「日々の生活が平均的な囚人の心にどんなに反映したか、という問題を扱うものである」というように多くの心のことについて書かれている。
・・・・・・・・・・たとえもはやこの地上に何も残っていなくても人間は―瞬間であれ―愛する人間の像に心の底深く身を捧げることによって浄福になり得るのだと言う事が私に判ったのである・・・・・
この時すでに自分の妻は生きてはいなかったが、精神の世界の中で妻とコンタクトをとっていた。これはもう言葉では言い表せない。
色々な癌にかんする本があるが、この本は大雑把に言って宣告された余命に従う事を疑うようにと記されている。
現在ではがんと診断された時、どのような選択肢があるかというとさほど多くはない。そんな中で医師の示す治療方法に従う人が大多数だろうが、この本はがんと診断された時の選択肢を増やすという意味で、病になってからより病になるまえに読むと良いように思う。
ちなみに、父も余命3ヶ月とは言われたが、一年という時間が与えられた。
スピリチュアルに関する疑問に江原氏が回答する形の、会話形式。
誰もが抱く疑問を代わりに聞いてくれるし、判りやすく回答してくれるので、表現が適切かどうかわからないが入門書のように読めると思う。
エリザベス・キューブラー・ロスの”続 死ぬ瞬間” の中に、病院で死ぬこと、という記事から引用した興味深い内容がある。
「病院は病を治すと言う業務を委託された施設であり、臨死体験者たちは病院のそうした役割を脅かすものである」
これは私も実際にガンセンターで「治療をしない場合は継続して入院ができない」」と言われた経験もあるが、そういった経験を明白に表現する言葉だと思う。
"臨死体験者"を末期のがんを患った者、とすればもっと判りやすくなる。