ちょっと重い話

ある医師が人工呼吸器を外したということでニュースになっていた。それも一人の患者ではなく複数の患者さんに対して行われたということらしい。

私は個人的にその事を批判したり肯定したりはできない。

ただ、一人の人が人生を終えようとするとき、それはそれは大変であり見ている方も辛い事実は知っている。

尊厳死という言葉もとても深くデリケートな問題で、一言で言い表せるような事ではなくひょっとしたら長年考えても結果は中々出せない問題か知れないと思う。

ただそれは、自分の身内や大切な人に対して考える時、より深くデリケートな問題になっていくのではないかと思う。

本当は大切な人が人生の終わりに近づいた時、辛い、苦しいという事実を見なくてはならない。その辛さ、苦しさを「見て知る」事から本当の意味で、命の大切さ、尊さを知るのかもしれない。そして、その辛さ、苦しさを見て知っているのなら簡単に人の命を消してしまう事など出来ないはずだと思う。

ひょっとしたら死があって生があるのかもしれない。

その死から目をそむけない事は勇気がいるけれど、もし自分が最期を迎えるとしたらどんな形がいいのか、それを考えておくことは無駄ではない気がする。

自分以外の問題に自分が代わって決断を下すことは難しい。自分の事は決めておこう、そう感じた。無論、弱い私には答えが簡単に出るはずはないけれど・・・・・

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