うちの犬たちは・・・・・

今日は一日留守をしていた。ジュディーとさくらは母に4時ごろ散歩に連れて行けと騒いだらしく、母が「うるさかった」と言っていた。私がいないならいないで、家にいる母に散歩へつれて行ってもらい、おやつをもらい、ご飯をもらって、一日の日課を消化したらしい。

夜になると私が帰るのを玄関で待っていたらしいが、それが母には面白くなかったようだ。自分が世話をしたのに、結局私を待っている2匹を見ると「犬のお手伝いさん」と思えたらしい。

愛犬が喜ぶと飼い主も嬉しいというのは単純に思うかもしれないが、それがないと犬と人間の関係は今のように親密にはならなかったはずだ。もちろん飼い主が喜ぶと愛犬も喜ぶ。こちらの方が意味が大きいかもしれない。

近くにコンビニがあるが、ある日そこで電動カートにわんこがつながれていた。中を見るとおじいさんがおレジに立っていた。きっとその人の乗り物だと思ったが、どうやってそのわんこを連れているのか? 私と入れ違いにお店から出てきたので、ちょっと帰る姿を見てみた。すると、おじいさんの姿を見つけたわんこは思い切りしっぽをふっておじいさんを迎え、なんとその電動カーとのステップ部分に座った。おじいさんは当たり前のように電動カートに座りわんこを足元に乗せたまま走り去った。なんともほほえましい姿だった。

そして数日後、近くで同じわんことおじいさんを発見。この時はわんこはカートのスピードに合わせて一緒に歩いている。嬉しそうにおじいいさんのカートを時々振り返りしっぽを振りながら歩くワンコの横でニコニコしながらおじいさんが運転をしている。しばらくそのおじいさんとわんこを見ていた。

又、近所に柴犬を飼っている人がいる。ある時ご主人が脳梗塞で倒れられ、懸命のリハビリの結果杖をつかって歩くことが出来るまでに回復された。私がそのご主人を知ったのは倒れられた後だった。散歩の途中で声を掛けられたのだが、柴犬はうちの2匹を見ても知らん顔をしてご主人の顔を見ながら横に座っている。なんと大人しい犬だろう?

が、自分が倒れる前はやんちゃで手に負えないほどで、奥様が散歩に連れて行くと引きづられてしまい転んだことがあるほどだという。

話をしている間、ご主人を見つめるその表情からはとても想像がつかない。柴犬はリードを決して引っ張らず、ご主人との距離を一定に保って、何度も何度もご主人を見上げながら帰っていった。

おじいさんが「待っていてくれたか?」とわんこに声をかけたとき

ご主人が「私を守るように歩いてくれる」と言ったとき、

飼い主が喜ぶっていいなぁ、と思った。

このお二人の優しそうで穏やかな笑顔はわんこが一緒にいるかぎりは

絶えることがないと思う。

 



しかし、うちの2匹は・・・・・

いや、私だってわんこがいるから幸せだ。

たとえ誰も相手にしてくれなくったって

わんこがいるから幸せだ。・・・・・間違いない。。。。。

 


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