外出をする時、私が何を用意しているかで自分が一緒に行けるかどうかを判断するさくらは、目をまん丸にして「行くの？お出かけなの？つれて行ってくれるよね？留守番じゃないよね？」と言いたそうな顔で私の足元で自分の存在をアピールする。

母は父がいなくなってから家族で出かけたがる。たまたま家族全員が予定が無かったので、このクソ暑いのにジュディーとさくらを連れて川へ行きたいと言いだした。その為用意をしていたら「出かけるの？」と言う表情。

愛犬は川ではとても元気で楽しそうだ。母と弟がとうもろこしを食べるとお店で買ってきたのだが、ジュディーもさくらも欲しがっている。

その横には子供達が群がっていて、お菓子を2匹にあげたりなぜたりしていた。私が何も言わないので調子に乗って沢山食るし、注意しても聞こえないふりをする。

周りに人がいたり、家ではお客さんがいたりすると、あまり派手に怒るのは恥ずかしいので、押さえ気味にしかしからない。

それに怒った時に母か弟がいるとかばってくれると知っていて、弟や母の陰に隠れて「ねえ、怒っているの何とかして」と助けを求める。

この時には周りに子供達が沢山いたし、その親たちもいた。遠慮がちに「ダメだよ」と叱ったぐらいでは聞かないふりをする、という条件が揃っていた。

が、私の方が2匹より賢いのだ。子供達が去った後「こらァァァァァァ!!!!!言うこと聞いとるんけー？　ダメって言っただろーが。そういう態度を取るから余計に叱られるんじゃい!!!!!　ちゃんと言う事を聞かないとアカンと教えただろうが!!!!　何度言ったら判るんじゃい。このおたんちんども!!!!!」ときっちり叱った。

さくらはビビッた

ジュディーは退散の体勢だ

私の後ろでその光景を見ていたらしい犬を抱っこした男の人が「わんちゃん、怒られてるねー。可哀想だね」と言った。

ほっといてくれー。怒る時は怒るんじゃー。

が、誰もいないと前だけを確認して後ろをチェックしなかった事を後悔した。これからは前後左右、はたまた頭上まで確認してから叱るようにしよう