三回忌

今日は、ペット・メモリアルホールで三回忌の合同法要へ行ってきた。

ペットのせいか、一周忌の人も月命日の人も一緒に供養を行う。そのためか多くの方が法要に来ていた。

お坊さんがお経を上げその後、説経があった。その中で「供養をどのようにしたらいいのか」という質問をお坊さんがよくされるらしい。お坊さんは「思い出すことが一番の供養です、と答えています」との事だった。

私は思い出すも何も、さくらを見ていると恭平を忘れるはずもなく、恭平がいたからさくらがいるという気持ちでさくらを見ている。さくらが恭平の子供だからだけではなく、とても似ていて昨日もお隣の奥様が「さくらちゃんて恭平君にそっくりになってきた」と言ったぐらいだ。

遺伝子は恭平の悪い所をさくらに残すという悪戯をしてくれた。好き嫌いの多い所、抱っこが好きなところ、私にくっつかないと眠れない所、私の腕を枕にする所、背中の毛が縮れて来た所など上げたらきりがない。

ただ、恭平とさくらに私は愛情を注いでいる。アホか?と思われるだろうがとにかく可愛い。そして、さくらを生んだ母親であるジュディーを偉いヤツと思う。誰に教えられたわけでもなく、出産と育児をこなしあの我がままなさくらを今でも子供としてかばっている姿はけなげだ。



そんなジュディーもさくらもいつかは旅立つ時が来る。辛いけれどいつかは経験するだろう。

大切な人を亡くすということは耐え難く、受け入れがたい。だからこそ、死を迎えることに臆病すぎてはいけないと思う。逃げていれば追われるのだ。いっそのこと正面から向かっていけば辛い気持ちも、耐え難い気持ちも、頑張るという気持ちに変わっていくのではないかと思う。もちろん逃げた方が楽なのかもしれないと思う事だってある。それでも正面から立ち向かう時、逃げるより大きい力が必要で辛い気持ちも苦しい気持ちも何倍も大きい。それでも正面から立ち向かう。それが出来る理由は愛情・・・・でしかない。

今、私の友人がその戦いの真っ最中である。辛く、耐え難く、厳しい戦いである。しかし、正面から受け止め逃げることなく闘うその友人を心から応援したい。

頑張れ親父さん。。。。。。。

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