11月30日はジュディーの誕生日だった。飼い主の私はそれをすっかり忘れてしまっていた。気がついたのは昨日。慌ててジュディーの大好きなささみの蒸したおやつをプレゼント。すごく嬉しそうに食べてくれたので私も一安心。

9歳になったジュディーは相変わらず大人しいが、最近は特に大人しくなった。歩き方もおっとりとしているし、さくらのように走り回ることも少なくなった。犬の年齢からするとすでに老年期に入っており、病気の心配も年々増えていく。

老いるということは悲しいことでもあるけれど、辛いことだとは思わないようにしている。老いて行く姿もやはりジュディーであるのだからその姿をありのまま受け入れる方がジュディーにとっても幸せなのだろうと思う。人間ので「まだまだ若いから」「元気でいられるはず」という勝手な判断はジュディーにとって負担になるとも思う。

出来ることなら健康で長生きをして欲しいと願っているが、それより毎日を私と一緒に平和に過ごして欲しい。

と、思った瞬間。ジュディーはさくらのおやつを奪って逃走!!!!!!

全くそういうときだけは素早いのがジュディーの特徴だ。さっきまでの穏やかで平和な日々などと言う事を忘れ、「こらー!!!!ジュディー!!!どうしてそうやってさくらから取り上げるのよ。ちゃんと上げたでしょ？」とジュディーを追いかけ怒鳴る始末だ。

やはり、老いたと思っていてもあの逃げ足の速さを見る限り、ジュディーはまだまだ若い。