ダックス持病のヘルニアか・・・・

恭平は5歳の時にヘルニアになった。幸い軽症ですんだのでその後は再発はしなかった。さくらも同じく5歳の時にヘルニアになった。獣医さんは原因は遺伝である可能性が高いですね、と言っていた。

昨年、軽いヘルニアになったようだが安静にしていたら一週間弱で治まり、その後は元気にしていた。
所が、先週の終わりごろに又ヘルニアらしき症状が出始めた。

人間の場合、痛いという感覚を感じてそこに異常があると判断する。イヌの場合は「ここが痛いからヘルニアみたいだ」とはならない。まず痛いという感覚はなんだか判らず不安を感じるらしい。そして、痛いところが無くなればそれでいいと思うらしく、獣医さんが言うには痛いところを取り除くと、多少体に障害が残っても気にせずに元の元気を取り戻す場合が多いらしい。

うちの近所に車椅子のワンコを飼っているご家族が引越ししてきた。少し話をする機会があり色々と聞いてみると、原因は交通事故で一命を取りとめたが半身不随は避けられなかったということだった。獣医さんが教えてくれたように、半身不随でも全く元気というわけには行かなかったらしいが、車椅子を使い始めたら元の元気なワンコに戻ったらしい。今では何処へでも車椅子でついてくるし、家でも事故の前と変わらないほど元気に過ごしていて、このワンコの姿に自分達も元気付けられたと言っておられた。

ヘルニアも最悪の場合は半身不随という事が考えられるので、不安を感じていたが、どんなことになったとしても、楽しい時間を過ごせるように飼い主としてちゃんとしていたいと、この方と話をしていてそう感じた。

病や怪我などは、痛みや苦痛だけではなく、不安を伴う。さくらも不安を感じたのか私にいつも抱っこをしてもらいたい様子だ。元々階段やソファーなどには気をつけなくてはいけないので、さくらをいつもかばっている。その時、私は悪意はないがジュディーにはそこまでかばったりはしていない。じっと私とさくらの様子を見ているジュディーはちょっと不満げだが、我慢してもらうしかない。
すると、ソファーの下でジュディーがキュンキュン言っている。自分で上がれるのにどうしたのだろうか? 抱っこして上げたけれど何処も悪い所はなさそうだ。それも一度じゃなく何度も同じようにキュンキュンと言う。意味もなくソファーに上がったり降りたりしているジュディーを見て、気付いた。

ジュディーは自分もかばってもらいたいのだ。さくらがヘルニアだからかばってもらっているという感覚はもちろんなく、さくらがかばってもらうのなら、自分も!!!!!という感じだ。世話が焼けるけどジュディーがいじける前にかばってあげよう。

そして、さくらを抱っこしていたら、私も抱っこしろとジュディーがせがむ。さくらを下ろして代わりにジュディーを抱っこしてあげようと思ったら、さくらはジュディーに向かって怒っている。さくらからすると、私がかばってもらっているんだから、邪魔しないで!!!!という事なのだ。

あっちを立てればこっちが立たず・・・・・・
全く面倒だ。

 

幸いさくらのヘルニアも大した事は無いので、暖かくなったら走り回ってくれるだろう。

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