モテモテ

久し振りに行った公園で、おじさんがダックスを連れてぽつんと公園の端で立っている。私とジュディーとさくらはその人たちを避けるように歩いていき、少し広いスペースを確保した。

何人かの人たちが愛犬を連れていたのだが、うちの2匹は犬が嫌いだ。そのスペースは私たちにはちょうど良い場所だったのだ。



所が、ふと振り返るとあのおじさんがジリジリこちらへ近寄ってくる。見てみぬふりをかまし2匹と遊ぶ。すると、何処からともなく別のダックスを連れた男性が猛突進で私たちの所へ走ってきた。「お友達だねぇー」とか何とか言っている。私は見たこともないその男性にビビッたが「こんにちわ」と目一杯の愛想を振ってみた。

「可愛いですね。女の子ですか?」と話しかけてくる。「そうです。うちの子は犬が苦手みたいで仲良くなれないのです」とさりげなく「早く離れてくれ」と言ってみるが「うちは男の子なんで女の子が大好きなんですよ」と無視をされた。判るよそれ、だってうちの2匹に猛烈アピールだもの。



すると、さっきまでぽつんと1人と1匹でたっていたおじさんが、いつの間にかすぐ横に立っている。びっくりしたー。

そして「この子達なら大人しいからいいよ」と自分の愛犬に語りかける。違うって。うちの2匹は犬が嫌いでビビってるんだよ!!!! 

どうやら、このおじさんの連れているダックスは男の子らしいがうちと同じく犬が嫌いらしい。そこでうちの2匹が大人しいのを見てジリジリと近寄ってきたのだ。結局2匹の男の子ダックスに囲まれて身動きできず、完全に降参状態。ただ、おじさんの連れたダックス君とはなんとなく気が合いそうだった。しかし、仲良くしようとすると猛烈ダックス君が間に入り込み暴れまくるのでうちのジュディーとさくらと、おじさんダックス君はびびってしまった。



仕方なく、「そろそろ時間だからかえろーかぁー。ザンネンダネー」と大声でジュディーとさくらに話し掛けその場から逃げる、あ、帰ることにした。

「ギャイーン。キャーン。キャンキャン」と猛烈アピールダックスがジュディーとさくらを見て吠えまくっている。もちろん私は振り返らない。ギャインギャイン叫ぶダックス君を必死にリードで掴み「また遊ぼうね~」と見送った姿を見たら聞こえないフリしちゃうでしょ?



参りました。

でもな、私もジュディーとさくらぐらいモテたらもう少し愛嬌の良い女性になってたかもなぁ。。。。。 





<おまけ>

相変わらずカメラポーズ拒否。それにしても露骨だ

 

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