記憶と要求

とても暑い日があり、夜に散歩へ行った。

翌日は、暑かったがそれでも夕方になら散歩できそうで近所を散歩した。

私は夕食を終えてソファに座り一息。すると、さくらがなにやら要求する。夕飯の後にジャーキーは食べないし、お水もあるし、ご飯が足りなかったのか。と思い少しだけフードをお茶碗に。が、見向きもしない。それより他に要求があるらしい。

でも、何だ? 一日の日課は全て終わり後は布団に入るだけのはずなのに。。。。。

ま、ま、待てよ。まさか散歩? 昨日の夜は私が夕食を終えて一息ついてから出かけた。まさか? とりあえずさくらに聞くのが一番早い。

「さくらちゃん、何? 散歩?」

さくらはしっぽフリフリ、玄関へ直行。冗談じゃない。夕方行ったじゃないの? 無視をしていたら又私の所へ戻ってきて、おねだりポーズ。

「うるさいってば。今日は散歩へ行ったでしょ? だから今日は終わりなの」

しかし、あきらめないのがさくらなのだ。

「ね、昨日は夕方行ったでしょ? だから今日も行きたいの。外は涼しいよ。暑いときに行くより夜の方が楽しいの。だから行こうよ」解説するならこんな感じだろう。

こういうときは無視に限る。ところが横から声が・・・・

「昨日行ったから日課になったんだし、連れて行きなさい。可愛そうでしょ」と聞こえた。

母はさくらには甘い。非常に甘い。なら、自分がつれて行ったらどーよ? と思うのだが。正直にってしまうと「何で私が連れて行くの? あなたの犬でしょ?」と訳のわからない突っ込みをされるのは間違いないので大人しく従うことに。

しかし、日課って・・・・・

翌日、夕飯を食べてソファーに座ってみた。もちろんさくらは私の元へ走ってきてしっぽフリフリ「もう判ってるよね? さ・ん・ぽ。ね?」とニタっと笑っているさくらの顔が私の横に・・・・・

「はい。判りました。さくらお嬢様。行きましょう。っていうか仕方ないのでお供します・・・・・」と言い立ち上がる。母に突っ込まれる前に出かけるのが賢い選択だ。

もちろん、今日も夜の散歩へ。

立ち上がると母が「何? 夜の散歩が日課になったの?」とな。ボケがきたのかふざけているのか?



さくらちゃん、お願いを聞くから私のお願いも聞いて。カメラを向けたときに機嫌の悪そうな顔しないで、そのおねだりの可愛~い顔してよっ!!!!

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