- Posted By: sakura-marina
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私は牛乳が嫌いだ。しかし、コーヒーの中に入れると美味しく頂ける。ま、カフェオレとでも言っておこう。さくらも牛乳が好きだ。
あるとき私が床に座ってカフェオレを飲みながらあるものを作っていた。あるものを説明すると長くなるので省くが、体勢の関係上カフェオレは床の上においてあった。すると飲んでいたカフェオレをペロンとなめた。美味しかったらしい。それからいつも私がカフェオレを飲むとこんな顔をして「頂戴」と要求する
しかし、飲んでいるのを共有するわけにはいかないので、私が飲み終わったマグカップをなめる程度は許すことにしている。それもいつものことではなく、さくらが何か私の態度から何かを読み取るらしく「今日はマグをなめさせてもらえる」と判断したときだけだ。それもマグにカフェオレが入っていると私が飲み終えるまで待っている。
この日は、私がOKサインを出したらしく私の許可なしでマグの中に顔を突っ込んだ。
ちょっと驚いたので撮影。そして「あれ?いいよって言ったかな?」とさくらに言ってみると
「あ、いや、親分、気のせいでっせ。許可なしにマグに顔などつっこむはずありゃしません。ほら、私はずっと横見てましたからねぇ。ね?」と横を向く。しかし、どこかビビッテいる。
「いいって言われないのに勝手にそういうことしたらダメだよ」と叱ったが、演技上手のさくらはこうして私に「反省してます。二度としません。ほら、見て?反省した顔してるでしょ?」と親分を丸め込もうとする。全くさくらにはかなわない。
んが。。。。さくらはもともとここでマグに顔をつっこんだら叱られると知っていながらこういう行動を取ったのだ。叱られることだと判っていながらどうしてそういうことをするかというと「親分の気が変わったかもしれない」という気持ちでわざとやってみて、そして叱られたら次はしない。叱られないなら次もおねだりをする。
どうして判るかって? マグをなめるのも絶対に許さなかったのに、ある日さくらの”目”に負けて「なめるだけならね」と許してしまったのだ。
気づかないように日々数グラムずつ体重が増えていて、なんかおかしい、と思ったときはデブだった、なんてないだろか?
いや、例えが悪い。しかし他にいい例えが見つからないのでこのまま続けると、つまりは犬という動物は飼い主を観察する能力にたけていて、飼い主さえも気づかないスキを狙って徐々に自分が天下を取ってしまう動物なのだ。
今日の一句
気をつけよう。欲しがる視線と、演技力
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