少年2

先日掲載しなかったのだけれど、この少年の優しい気持ちの伝わる一枚なので掲載してみた。

当たり前のようにジュディーの頭をなぜ、そして自分のお菓子を分け与えるこの少年から感じる愛情は何より心が和む。
猫内儀さんの言われるとおり、動物を愛する心を持つことはとても大切だな、と感じた。

父がガンセンターに入院している時に愛犬の恭平が亡くなった。その悲しみ、恐怖を抱えて父の病室に足を運べなかった時がある。父にも死が訪れると想像するだけで怖かったのだ。
その時看護師長さんが「死というのは悲しみや恐怖、辛さを伴うもので、昔は自宅で家族が看取っていたから、死を見たのが普通でした。しかし、今は病気で辛い姿は看護師や医師に任せてしまうので、本当の意味での死の辛さは知らずに過ぎてしまいがちです。しかし、本当は辛くて悲しいものです」ということを教えてくれた。
悲しく辛く、そして恐怖さえ伴うのが死であり、そしてその辛さや悲しさを知ることで、今生きていることを大切にできると学ぶ。
可愛がり、生きることを大切にできる心は、死が何かを知るからこそでもあるということなのだ。

大切、という言葉もひょっとしたら一言で言うには軽すぎる表現かもしれない。
でも、少なくてもこの少年が見せた愛情を皆が持っていると信じたいな、と思うのである・・・・・

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