命の責任

実は、昨日は書き込んだけれど日記に間が開いたのは、ちょっと考えさせられることがあって。。。。

 

とある知人がずっと家にいた人なのだけれど、仕事をするようになって飼っているダックスがどうやら分離不安症になったらしい。家中を荒らされて大変だといった。

その話をしていたら、もう一人の知人が「そうなのよ。私も飼っていたダックスが家を荒らすから人にあげたのよ」と言った。

もともとその人に対して私はどこか合わない何かを感じていた。何がというわけではなかったが・・・・・



その話を聞いたとき、愕然とししばらく言葉が出なかった。

「私がおかしくなっちゃうのよ。ひどいことになっている我が家を見ると。それに片付ける時にイライラしてくるし」と平気で言った。

更に私は血の気が引いた。

やっと平常心になって「で、今はどうしているのよ」と聞いた。

「新しい飼い主さんは知り合いの知り合いで、私は知らない人なんだけれどその人がベランダで飼ってるらしい」

ベランダ・・・・それもどうやら外犬と同じ状態ということだ。



あなたが悪い。

一生懸命自分の気持ちをあなたにぶつけていたのに、それを受け取ることもせずただ自分の都合だけで飼う責任を放棄した。

犬を飼うということは、生涯責任を持って飼うことが前提であるし、命に対して責任を持つことである。

恐ろしいことに、その行為を大した事ではないと思っていることだ。

自分の子供がやんちゃで手に負えないから養子に出した、としたらそんな人は人間失格だ。

じゃあ、犬ならいいのか?

いや、違う。

たった一匹の愛犬すら放棄してしまう人なのだ。

 

とにかく、私はこの人とは二度と会いたくないと思ってしまった。

そういうことで判断をしてはいけないのかもしれない。

私が間違っているのかもしれない。

人間関係とはそういう部分も見ないフリをして仲良くしていくものなのかもしれない。

私はただ単に幼稚だから、そう思ってしまうのかもしれない。

犬を好きだから、だから人間のことをそんな風に判断してしまう心の狭い人間なのかもしれない。

その人の立場を考えない私の方が身勝手なのかもしれない。



と、延々考えていた。

 

 

オヤジさん、ほんと偶然にも、こういう出来事が私にはありました。

こういう人を飼い主失格というのだと思う。

命そのものを粗末にし、自分を正当化する理由だけは持っている。

そういう人を身勝手と表現してもいいと思う。

でも、オヤジさんは違う。

私は知っている。

命の大切さを知っているからこそ、心を痛めるんだろうな、って思う。

でも、自分を責めないで欲しい。

むしろ、ほめてあげて欲しい。

ちゃんと命の責任を持てる心の綺麗な人なんだって・・・・・・

 

 



そんなオヤジさんの姿に私は癒されました。

ありがとう

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