たまに切れる

特にさくらは私にべったりくっついて離れないので、身動きがとれずにイラっとするときがある。目が覚めても布団から顔だけ出して私の枕を使い、ガーガーに寝ているし、ソファに座れば必ず私にべったりくっついて座るし、私が横にずれるとさくらもイモムシが這うように私に寄り添ってくるし、そうなると、私の体は自由に動かせない。
そのため、あまりにくっついて離れないと
「たまには離れなさい!!!」と私がキレる。しかし、さくらは悪い事をしていないのでどうして起こられるか判らない。ジュディーは一言でも私が怒ったら隠れてしまって絶対に近づかない。
さくらも絶対に私に近づかないが、ジーっと様子を伺っている。
そして、「怒られていないな。それに横を向いているぞ」と私がテレビを見ていたりするその隙にソロソロと私に近づきさりげなくぴたっとくっつく。
普通は私の顔が向いている方向を選んでそちら側にくっつくのだが、そういう時はわざと私の顔が向いていない方を選ぶ。
たいした作戦だ。

その状態でこっそり私に近づいて、私がテレビを見て笑ったり会話をして笑ったりするのをひたすら待つ。少しでも笑ったりすると尻尾を振って私の顔の前に飛びついてくる。
つまり、
「今笑ったよね? ってことは私のことは怒ってないよね」という事だ。

 

いつも、こうしてさくらが私の笑い声に安心する様子を見ると、さくらは私が笑っているときは幸せなんだろうな、と実感する。私が怒っていたり、機嫌が悪かったりすると気を使い、神経をぴりぴりさせている姿を見ていると自分が楽しく過すって自分だけじゃないんだなって思う。

 

自分だけ楽しければそれでいいと思っているのは私の方である。こうしていつも私にくっついてばかりでたまに叱ると、自分の身勝手さに腹が立つ。
最後には「さくら、もう怒ってないからね。ごめんね」と誤る。

そんな身勝手な私にでもいつもさくらは信頼して甘える。

そして
明日も笑顔で過そうと思う。

 

今日の一枚。
寝ぼけているさくら

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