- Posted By: sakura-marina
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イギリスでは何ヵ所か移動し、2時間近い移動もありました。やはり移動はどこでもそうですが慣れるまでは大変でした。
その移動中に起きたことをメモ代わりに書いておきます。
まず、イギリスへ到着した後はオイスター・カード (London Oyster Card)するのに迷ったのは帰国してちょっと休養 イギリス1
に書いた通りです。イギリスでナビを使うのにgoogle Map はもちろんですが、Citymapper - Transit Navigation というアプリを使いました。これがなかなか優れものなのですが、時々おかしな動きをします。自分が向いている方向が定まらずしばらく道の真ん中で立ち止らざるおえなかったり、一番お値打ちなアクセスを案内してくれるのはいいのですが現地の人も知らないような経路だったため逆に迷ってしまったり。。。。
そんな中で不思議というべきか、驚いた事件があります。
翌日帰国するためにヒースロー空港近くのホテルで泊まる予定でした。時間があったのでヴィクトリアで買い物をしてからCitymapperで検索してヒースロー空港へ向かう予定です。途中まではオイスターカードを使えますが、ヒースロー空港はオイスターカードを使える範囲を越えるエリアです。Citymapperのナビによると、電車とバスで移動でオイスターカードは途中まで使い、バスは現金で支払うようです。
ナビ通り、バスに乗換えるため電車を降りた時のことです。
「あなた、どこへ行くの?」
振り返ると駅員さんと思われる男性と女性の二人が車内から声をかけてきました。
「ヒースロー空港です」
「だったらこの駅じゃないわ。次の駅よ」
私はもちろんこの方たちを疑いました。普通、1人の乗客のために駅員さんが声をかけると言うことが信じられなかったのです。しかし
「あなたは間違っている。次の駅がヒースロー空港よ」
「Citymapperはこの駅だとナビしてるから、ここでいい」
「私たちを信じて。次の駅なのよ」
と言った後
「もう発車するから、彼女のスーツケースを乗せてあげて。とても重そうだから」
と、女性の駅員さんが男性駅員さんに言っています。は? と思うも抵抗する間もなく私のスーツケースは電車の中へ。私もつられるように電車に乗り込みました。
「ナビはこの駅じゃないって! あなたたちが正しいとしても助けが必要です。私は次の駅までの切符がないの。」
と訴えました。
「わかったわ」
と言ってくれたのに気づくと二人は前の車両へ歩いていきそれっきり姿を現しません。結局次の駅で降りるも、ここからバスに乗りホテルへ向かう必要があります。予定外だったのでバスの乗り場の案内を探しながら歩いていると、一人の男性が
「何か困ったことある?」
と声をかけてくれました。困っているに決まってます。どうやらボランティアさんみたいです。ホテルの名前を言うとこの男性は無料バスでホテルへ行けると教えてくれ、それだけではなく、歩いてバス停まで案内をしてくれました。私のスーツケースを運んで。これは、到着したその日に駅員さんがホテルまで送ってくれたことと同じです。私はそれを思い出しなんだか不思議な感覚になりました。
バス停に着くとちょうど今バスが出発するようで、慌てて私のスーツケースをバスに乗せ、ついでに運転手さんに私が泊まるホテルに近いバス停でそれを私に教えてあげてほしいと、伝えてくれています。
この後はただバスに乗るだけで、ホテル近くのバス停に到着しました。そこで運転手さんは
「このバス停だよ」
と言っただけでなく
「あなたのホテルは道路を渡ったすぐそこだよ」
と教えてくれました。私は気付けば色々な人の案内でホテルに到着していた、というわけです。
本当に不思議でした。
なぜ、私にあの駅員さんたちは声をかけたのでしょう。。。。たとえスーツケースを持っていたからでしょうか?
答えは判らないままですが、出会った人たちに感謝しています。
何気ない町並みでしたが、イギリスを振り返りながらしばらく散歩しました。
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