過去日記(’03~’04)

2003年~04年の間に書いていた日記

2004年12月

12月26日
父が病に倒れてからの2年余りは、私にとってはとても早かった。早いと言う言葉もきっと適切ではないだろう。どちらかというと月日の感覚が無いと言うほうが正しい表現だ。
生きていられる時間には期限がある。その期限が何時になるのかは誰にも判らない。しかし、その期限を目の前にすると、人はオロオロし戸惑い、どうすべきか苦しむ。誰も知らない期限を恐れ、もがく。

2004年10月

10月25日
今日、叔父の検査の結果が出た。 「今のところ異常なし」だそうだ。 一言で終わったらしく、予定されていた抗がん剤の話も無かったらしい。 とにかく安心した。 叔父は「3年ぐらいすると安心できるのだが」とやはり再発の可能性を恐れているようだった。 「考えない!!!!それよりおいしいものを沢山食べて、パチンコへ行って楽しく生活してね」と答えた。 「はははっ、そうだな。美味しいものか」と明るい声で笑った。 この笑い声を奪わないで欲しい。