精神

ある記事で人間が労働の体の疲れと、ストレスという心の疲れとどちらが早く回復するか、というような内容を読んだことがる。

本来人間は狩猟が生きていくための方法で、体の疲れは回復する方法を体自体が知っている。しかし、世の中が文明化していくにつれ、ストレスが多くなってきた。しかし、それはまだ人間の歴史の中では浅い方であり、そのため精神的なストレスを上手に回復に向かわせるという機能が劣っている。というような内容だった。

 

元々、突然の変化には心がついていかないのが普通で、そういう出来事に出会うと大きなストレスを感じる。そのストレスをどのように回復させるか、と聞かれると私にも明確な返答は出来ない。人によっても方法が違うだろうし、何もしないで静かにしている方がいい人もいるかもしれない。それは人間は生きていくうちにそれぞれの嗜好、興味、大切な物を作り上げていくためなのだろう。

 

 

普段はあまり意識しない事だが、現実と気持ちが一致しない時があり、それが大きなストレスになっていく場合がある。

父が亡くなる前、笑顔を見せる父に「まだ」と思い安心をし、反面「やっぱり」と感じ苦しんだ。

そういうときの反応は「判っていても出来ない」という心の中の葛藤となって現れる。

 

「まだ」と思う気持ちと「やっぱり」と思う気持ちは一日に何度も行ったり来たりして、

何をどうしたらいいのか、という疑問を持って立ち往生してしまうため、このストレスの回復はやっかいだ。

しかし、何度も行き来する気持ちを利用することは出来ると思う。

「まだ」と思った時には無理をしないこと。「やっぱり」と思った時には素直に行動をしてみること。

行動してみたら結果は良かった、と思えるのもこういうときじゃないかと思う。

 

どちらにしろ、ゆっくりお風呂に入って爆睡して翌日取れているようなストレスでない限り正面から受け止めてその時に出来る可能な事を一つずつやっていく事しかないかもしれない。

きっと、ストレスを感じたままじっとしているよりはずっといい結果になる・・・・はず。

 

 

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