September 11, 2001

9月11日は記憶に強く残っている出来事がある。

4年前のあの日、携帯にニュース速報としてメールが来てテレビをつけた。あまりの恐ろしい光景にこれはびっくりテレビか何かか?それとも誰かの悪戯か?と自体を飲み込めなかった。

これが事実だと知った時、恐怖が背中を走った。

その数年前、アメリカに行った私は、ニューヨークへ寄るかどうか迷ったが、結局行かなかった。シカゴの友達のところへ行く予定だったので当時世界一高いビルを見れるから・・・・と思いあきらめたのだった。何階だったか覚えがないが、100階以上の所に展望台がある。そこからの眺めはもちろん良いのだが、高すぎてそこに自分がいるという実感がわかいほどだった。

アメリカン・エアーラインはアメリカを移動する時に使っていた飛行機会社で6回ほど利用したためか、私が今までに利用した飛行機会社の中で親近感を持っている。料金もお値打ちなのが気に入っていた。

話は戻り、あの日はしばらくテレビの画面から離れることが出来ず、友達も「世界大戦争だ」と意味不明の事を言っていた。冷静さを失っていたのだと思う。

少し落ち着くと、シカゴの友達は大丈夫だろうか、と不安になった。電話をすると「シアーズタワーが次に狙われると、少しパニックが起こっていたがそれ以外は何もなく落ち着いている」という事だった。

日にちが経ってもニュースであの悲劇は写していたが、その中で残酷すぎて写さなかったらしいが、ビルから飛び降りる人たちが何人も何人もいた、というのを知り言葉に出来ない気持ちになった。何階から飛び降りたのかは定かではないが、私が知る高層ビルの高さは半端ではない。そこから飛び降りざるおえない人の運命を考えると言葉が出ない。

アメリカン・エアーラインに乗っていた人たちの事を考えても同じように言葉が出ない。

現実離れしたあの事実は多くの人の心に傷を作った。

後日、シカゴの友達が

「私たちアメリカ人は強い。これは悲劇だけれど必ずもう一度立ち上がる。力を合わせて立ち上がらなくてはならないのだ」と言った言葉は印象的だった。

報復を望むより、再び立ち上がる勇気の方が大切なんだなぁ。

と思った。

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