昨年からいろいろと予定をしていた出来事があり、そのことが一段落し契約を済ませた。

その出来事は父も母もからんでいることなのだけれど、私の人生においてずっと引っかかっていることだった。長生きをすると予想されていた母の死は逆にこの出来事をあらためて浮き彫りにした形になった。

そんなある日、急に思い立ちこの件に立ち向かうべき行動を開始。

始めて担当者がうちに来た時”この人だ”と思った。全てを任せよう。

所が担当者も随分頑張ってくれたが一旦は全てが無になった。

何故かこの担当者はあきらめなかった。その行動のおかげで契約するまでの結果となった。

契約の日。

「ここには今日の日付を」

「ええええ？」

「ど　　　ど　　　　　どうしました？」

「いあだぁ」

「え？　大丈夫ですか？　。。。。。で何が？」

と驚く私にビビりながら聞く。

「今日は父の誕生日！」

「え？　本当ですか？　お父様が見守っていてくれたんですね。」

と私がポカンとしている間に結論を出してくれた。

後で聞くと、「本当は社内では誰もがあきらめていました。なので自分もこの奇跡を驚いているんです。何か不思議な力添えがないと無理だったと思えてなりません。お父様に感謝です」と話してくれた。

私は最初にこの担当者にお会いした時から今まで、契約できると信じて疑わなかった。

父の力はきっとあったと思う。しかし、何よりこの方が私の力になれればと親身になってくれた、それが良い結果を生んだのだと思う。私は何よりこの方に感謝したい。

奇跡はこの人の行動力、決断力、そして人を想う気持ちから来たのだから。

そして今日、さらに奇跡は続いた。

もう一つの契約も済ませることができたのだ。